安青錦、母国料理で英気=苦境に耐え大関復帰、3度目V―大相撲



7月の名古屋場所(IGアリーナ)で安青錦が大関返り咲きを決め、千秋楽の優勝決定ともえ戦を制して3度目の賜杯獲得を遂げた。母国ウクライナの料理で英気を養いながら苦境に耐え、復活への道のりを歩んだ。

今年2月、東京都江東区にレストラン「ドミウカ」がオープンした。スピード出世を続けた22歳のためにという思いから、所属する安治川部屋や関係者が尽力。店名は「家」という意味だ。材料を生かした素朴な味付けの伝統料理に支えられた。

左足小指の骨折で春巡業を離脱後、店に料理のテークアウトを頼んだ。真下博志社長は「彼の力になればと。恋しかったのでしょう」と振り返る。

その後もアクシデントが続く。左足首を負傷した影響で大関かど番だった5月の夏場所は全休。再起を期す中、「ドミウカ」の料理を届けてもらった。6月には来店し、土俵に向かう力とした。

支配人を務める同郷のビクトリヤ・ベレスクンさんは、ウクライナで40年ほどシェフを務めた母にキッチンを任せ、昔ながらのレシピでもてなす。店内が混み合うと、安青錦は小さな声と控えめな態度で追加注文するという。その人柄や飾らない様子を「素晴らしい方」とたたえた。

9月の秋場所で大関復帰を果たす安青錦に向け、ビクトリヤさんは「来店した時は気持ちが軽くなってくれればうれしい。スタッフみんなで24時間応援している」とエールを送った。

【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ料理のレストラン「ドミウカ」を訪れた安青錦(中央奥)と安治川親方(左端)=6月、東京都江東区(同レストラン提供)

2026年08月04日 14時32分


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