有明、緊急事態で一丸=急きょ先発、斉藤が力投―高校野球



緊急事態を迎えた有明はチーム一丸で立ち向かった。劇的な逆転勝利で目標としていた8強入りを達成。それでも主将の実田は「ここで終わりではない。もっと勝っていきたい」。

先発を予定していた工が試合前の練習で左手を負傷。動揺が広がりかねない状況で、ナインは「みんなでカバーしよう」と互いを鼓舞した。急きょ先発マウンドに上がった背番号1の斉藤は、「気負わずに、丁寧に一人一人抑える」と冷静だった。一回に先制を許したものの、その後は直球がさえて無失点。右翼手山崎らは好守でバックアップした。

八回、エースの力投に応えるように代打広沢が奮起した。重盗などで2死満塁と好機が広がった場面。今大会初めての打席で、「チームを助けたかった」と広沢。高めの直球を左前へ運ぶ逆転の2点適時打で、スタンドの大歓声を浴びた。後続もつながって一気に突き放した。

春夏通じて初出場同士による接戦を制し、また一つ歩を進めた。実田は熊本地震で被災した故郷に思いをはせ、「自分たちは目の前の一戦を勝つイメージ。結果的に『勇気をもらった』と言っていただけるのはうれしい」と実感を込めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕東日本国際大昌平に完投勝利し、喜ぶ有明の斉藤=16日、甲子園 〔写真説明〕5回裏東日本国際大昌平1死、小内の打球を好捕する有明・右翼手の山崎=16日、甲子園 〔写真説明〕8回表有明2死満塁、代打・広沢の適時打で逆転の生還を果たす二塁走者の西山(手前)=16日、甲子園

2026年08月16日 17時39分


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