「ネクスト」に強化の期待=ハンドボール、代表に厚み



日本ハンドボール協会が編成する「ネクスト日本代表」の男子が今月、東京でフランス1部リーグ12連覇中の強豪クラブ、パリ・サンジェルマンと親善試合で対戦した。29―37と敗れたものの、若手を育てる取り組みの成果が垣間見えた。

日本男子は2024年パリ五輪の出場権を36年ぶりに自力で獲得したが、本番は1次リーグ全敗。世界との差を改めて実感した。女子とともにネクスト代表が誕生したのは、その翌年。年代別代表とは異なり、明確な年齢規定はないが、A代表へのステップアップを目指す若手を主体に構成。パリSG戦に向けては19~26歳の19人が招集された。

創設の狙いの一つが、A代表との戦術の共有。指導陣も、ジェローナ監督らA代表のスタッフが兼任。本場欧州で豊富な経験を持ち、特に若手の育成に定評があるスペイン人指揮官は「シニアのシステムを理解してもらうことが最重要。(ネクストを経由すれば)1、2日で適応できる」と利点を強調する。選手層の厚みを増すことにもつながるだろう。

パリSG戦では前半を2点差で折り返すなど、見せ場もつくった。連係からのジャンプシュートの起点になった24歳の藤坂尚輝(大同PX東海)は「常に複数人が絡む組織的なハンドボール」と指摘。藤坂ら2選手は、ジェローナ監督が「メダルを取る」と意気込む愛知・名古屋アジア大会のメンバー入りを果たした。28年ロサンゼルス五輪出場に向け、「ネクスト」から新戦力が供給される好循環が生まれれば、面白い。

【時事通信社】 〔写真説明〕パリ・サンジェルマン戦の前半、ゴールを決める藤坂(手前)=5日、東京・有明アリーナ

2026年08月26日 14時34分


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