野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)は27日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、3大会ぶりの世界一に輝いたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返り、「プレッシャーもあったが、あんなに追い込まれて野球を一生懸命考えるなんて、人生でこれ以上ない幸せな瞬間だと感じた。野球に感謝したい」と感慨深く話した。
今回は米大リーグで活躍する選手を軸に据えた。投打の「二刀流」で世界を沸かせた大谷(エンゼルス)について、「メジャーで試合をしてしんどいはずなのに、使命感や責任感が彼を突き動かした。よくやってくれた」とねぎらった。
決勝の米国戦では、ダルビッシュ(パドレス)、大谷の豪華リレーも実現。2021年の就任時から構想していたと明かし、「それでやられたら仕方がないというくらい信用していた。不安はなかったし、送り出した時点で僕の仕事は終わったと思った」と話した。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者会見する野球日本代表の栗山英樹監督=27日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ
2023年03月27日 19時09分