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日銀金融政策の見通しは=メガバンク市場部門トップに聞く(2)



◇1年内に政策修正か=みずほFG・輿水氏

―日銀は4月に物価見通しを上方修正した。

比較的慎重に見ていると感じた。その後も消費者物価指数は上昇し、円安もある程度進んだ。今後さらに上方修正する可能性はある。

―政策修正のタイミングは。

日銀がいつ、2%の物価上昇に確信を持つかだが、長短金利操作(YCC)の修正や撤廃、マイナス金利解除は1年以内に行われる可能性が出てきた。一般的には、日銀が(最新の景気予測)「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表する7月以降だと思う。

―その理由は。

経済のダイナミズムが大きく変わっており、物価上昇や円安は数十年ぶりの水準だ。(日銀による)政策対応が行われる可能性は否定しない方がいい。毎回の金融政策決定会合での修正可能性をフラットに見ていく。

―YCCは撤廃されるだろうか。

一般的には(許容する金利の)変動幅を拡大した後に撤廃という流れが考えられるが、今の経済の状況なら、早晩撤廃される可能性もある。

―今年度の債券市場の見通しは。

YCCにより当面金利は一定範囲内で動くと思うが、政策修正のタイミングで大きく変化する可能性がある。金融機関は金利上昇にかなり備えている。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じるみずほフィナンシャルグループ(FG)の輿水賢哉執行役=5月26日、東京都千代田区

2023年06月02日 16時11分


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