トランプ氏、進展に期待=景気懸念が後押しか―10日からスイスで米中協議



【ワシントン時事】トランプ米政権の関税措置を巡る米中協議が10、11両日、スイスで開かれる。トランプ米大統領は8日の記者会見で、「とても内容のあるものになると思う」と進展への期待感を表明した。米中はそれぞれからの輸入品に100%超の高関税を課し、「ビジネスができない状態」(トランプ氏)に陥っている。両国経済に悪影響を与えるとの懸念が協議開始を後押ししたとの見方が多く、緊張緩和に向けた歩み寄りがみられるかが焦点となる。

協議には、米側がベセント財務長官、グリア通商代表部(USTR)代表、中国側は何立峰副首相が出席する。米国は2~3月に計20%の対中追加関税を発動。4月に打ち出した相互関税を段階的に引き上げ、追加関税率は145%に達した。中国も報復関税を125%まで引き上げている。

【時事通信社】

2025年05月09日 18時12分

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