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トランプ氏「口止め料」で初公判=米大統領経験者、初の刑事被告人に―有罪・無罪は6月ごろ判断か



【ニューヨーク時事】不倫相手への口止め料支払いを巡りニューヨーク州法違反で昨年起訴されたトランプ前米大統領(77)の初公判が15日、同州地裁で開かれた。大統領経験者が刑事被告人として裁判に臨むのは米史上初めて。トランプ氏は不倫や違法行為を否定しており、今後、自ら証言台に立って無実を主張する構えだ。

トランプ氏は15日午前9時(日本時間同日午後10時)すぎ、地裁に到着。法廷前の廊下で「これは政治的迫害だ。米国に対する攻撃だ」と語った。返り咲きを目指す11月の大統領選に向け、法廷すらも支持者へのアピールの場とする意向だ。

公判は6~8週間続き、トランプ氏はその間、原則として出廷が求められる。有罪か無罪かを判断する陪審員の選定が15日から始まり、この手続きに1週間以上かかるとみられている。6月ごろ評決が出る可能性がある。陪審員はニューヨーク市民の12人(補欠6人)が選ばれる。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ前米大統領(左)とストーミー・ダニエルズ氏(AFP時事) 〔写真説明〕15日、不倫相手への口止め料支払いを巡る裁判出廷のためニューヨーク州地裁に到着したトランプ前米大統領(AFP時事)

2024年04月16日 07時42分


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