一般社団法人 日本電子機器補修協会
16日の東京外国為替市場で円相場は一時、1ドル=154円台半ばに下落した。154円台の円安は1990年6月下旬以来、約34年ぶり。米国で前日発表された3月の小売売上高で景気の堅調さが示され、早期の利下げ期待が一段と後退。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。正午現在は154円31~32銭と、前日比42銭の円安・ドル高。
円安進行について、鈴木俊一財務相は閣議後記者会見で「必要に応じて万全の対応をしていきたい」と、投機的な動きをけん制した。現在の動きが急激なものかとの質問に対しては、「行き過ぎた動きなのか、急激な動きなのかについて見解を言うことはふさわしくない」と述べるにとどめた。
一方、東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、0.875%に上昇(債券価格は下落)した。2023年11月13日以来、約5カ月ぶりの高水準。米金利の上昇を受け、日本の国債にも売り圧力が強まった。
【時事通信社】
〔写真説明〕円相場が1ドル=154円台に下落したことを示すモニター=16日午前、東京都中央区
2024年04月16日 16時05分
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