財務省が14日発表した2024年11月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は3兆3525億円の黒字だった。黒字額は前年同月比54.5%の大幅増で、11月としては過去最大。貿易収支が改善したことなどから、22カ月連続の黒字となった。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は979億円の黒字(前年同月は6833億円の赤字)に転じた。輸出額は半導体等製造装置が伸び、2.8%増の8兆9104億円となった。輸入額は5.7%減の8兆8124億円。エネルギー価格が下落し、原油や石炭の輸入額が大幅に減少した。
【時事通信社】
〔写真説明〕東京港の青海コンテナ埠頭=2024年10月、東京都内(AFP時事)
2025年01月14日 15時40分