大谷、二刀流復活へ始動=東京開幕は打者専念へ―米大リーグ



【グレンデール(米アリゾナ州)時事】米大リーグ、ドジャースのバッテリー組が12日、アリゾナ州グレンデールでキャンプインし、2年ぶりの二刀流復活となる大谷翔平選手が始動した。投手復帰は5月になりそうで、3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズ2連戦は打者専念の見込み。投打で活躍する日を目指して、約1カ月間調整する。

まずは山本由伸、新加入した佐々木朗希がいる投手陣の練習に加わった。キャッチボールでは平地で相手を座らせて20球。「きょうは(スライダーの一種で横に大きく曲がる)スイーパーを初めて投げた」。週末にはブルペンに入る予定だ。

その後は野手陣のフリー打撃に参加し、18スイングで10本の柵越え。2023年9月に右肘手術を受け、24年は打者に専念。オフの11月に左肩を手術した。それだけに、ここまで順調でも球団は慎重に見極める考えだ。

ロバーツ監督はオープン戦登板について「考えていない」と説明。「東京で投げることはない」とし、5月の復帰登板をにらむ。それ以降は「6、7日に1度くらいの登板では」と、間隔に余裕を持たせるつもりだ。

打者でも無理をさせない方針で「それほど多く走らないと思う」。昨季は59盗塁で史上初のシーズン「50本塁打、50盗塁」を達成したが、盗塁数は減りそう。二刀流の負担に配慮して休養日も設け、「何を快適に感じるか話し合う」と語った。

大谷は「出られる試合は出たいが、休養を取ってほしいという時は、しっかり休むことに徹したい」と話した。長いシーズンを二刀流で乗り切ることを見据えている。

【時事通信社】 〔写真説明〕打球処理の練習をするドジャースの大谷(手前)=12日、アリゾナ州グレンデール 〔写真説明〕打撃練習するドジャースの大谷=12日、アリゾナ州グレンデール

2025年02月13日 20時35分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース