日産、本社売却を検討=工場削減費用に充当



日産自動車が、横浜市にある本社の売却を検討していることが23日、分かった。日産は2027年度までに国内外で車両を生産する7工場を閉鎖する方針。本社の資産価値は1000億円を超えるとみられ、売却益は工場閉鎖に伴う費用などに充てる。売却先と賃貸契約を結び、日産が本社施設を継続して利用する案が浮上している。

日産は同日、イバン・エスピノーサ社長が13日に行ったアナリスト向け説明会の質疑応答内容を公開した。エスピノーサ氏はこの中で、25年度中に新たに600億円のリストラ費用が発生する可能性があると説明した上で「費用は資産売却を通じて賄う予定だ」と明らかにした。売却対象となる資産の内容については言及しなかった。

【時事通信社】 〔写真説明〕日産自動車のグローバル本社=2月13日、横浜市西区

2025年05月23日 20時58分


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