
農林水産省が、昨年以降に放出した政府備蓄米について、9月にも買い戻し手続きに入ることが26日、関係者への取材で分かった。2026年度当初予算で買い戻し費用として計上している15万トン分を軸に、買い戻す方向で調整している。
同省は昨年来、コメの需給の逼迫(ひっぱく)と価格高騰を受けて備蓄米を放出。主食用として放出した59万トン分について、需給や販売動向を見極めた上で、買い戻しの時期などを総合的に判断する方針を示してきた。需給の大幅な緩和によりコメの価格は下落傾向にあり、業界からは早期の買い戻しを求める声が上がっている。
備蓄米の在庫量は、放出によって、適正水準とされる100万トンに対し32万トンまで減少。通常は5年程度の保管期間を超えて備蓄されている2020年産米15万トン分の販売も予定されており、食料安全保障の観点からも備蓄の回復が求められている。
【時事通信社】
〔写真説明〕埼玉県内の保管倉庫から搬出される政府備蓄米=2025年3月
2026年08月26日 20時45分