堀井学衆院議員(52)=比例北海道、自民離党=が選挙区内の有権者に香典などを配ったとされる公選法違反事件で、堀井氏が東京地検特捜部の任意の事情聴取に「違法性を認識していた」との趣旨の供述をしたことが22日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、堀井氏は2022年ごろ、選挙区である北海道9区(苫小牧市など)内の複数の有権者に対し、自身名義の香典(1万~数万円)や枕花計数十万円分を秘書らに持参させた疑いが持たれている。
特捜部の任意聴取に、堀井氏は香典などの配布について、違法だと分かっていたという趣旨の供述をしたという。
堀井氏を巡っては、LINEのグループチャットなどで秘書らに香典の配布先や金額を指示していたとみられることが判明。秘書らが違法性を指摘して中止を進言しても、「慣例なのでやめられない」などとして香典配布を継続したとされる。
【時事通信社】
〔写真説明〕堀井学
衆院議員
2024年07月22日 17時43分