【ワシントン時事】トランプ米大統領は3日、自らが提示したパレスチナ自治区ガザの和平案に関し、イスラム組織ハマスが人質全員の解放で合意したことを歓迎した。SNSで「彼らが永続的な和平を受け入れる用意があると確信した」との見解を示した。
トランプ氏はSNSへの投稿で、イスラエルに「直ちにガザ攻撃を停止すべきだ」とも要求し、「そうすれば人質を安全かつ迅速に救出できる!」と説明した。「これはガザだけの問題ではない。中東で長年必要とされてきた和平の問題だ」とも強調した。
トランプ氏は投稿に加えて、SNSでビデオメッセージも公開。「きょうは特別な日だ」と語った上で、カタール、トルコ、サウジアラビア、エジプト、ヨルダンの支援に謝意を示した。「中東に和平をもたらし、この戦争を終結させたいという願いで皆が団結した。その実現が目前に迫っている」とも訴えた。
トランプ氏はこのほか、「最終的な合意を確実に実現しなければならない」と呼び掛け、既に詰めの協議に入ったことも明らかにした。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領=9月30日、米南部バージニア州クアンティコ(AFP時事)
2025年10月04日 10時51分