5月貿易赤字、3786億円=4カ月ぶり、中東原油の代替調達で―財務省



財務省が17日発表した5月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3786億円の赤字だった。赤字は4カ月ぶり。中東情勢の緊迫化で、単価が高い米国などからの原油やナフサの代替調達が進み、輸入額が大きく伸びた。

輸入額は前年同月比12.5%増の9兆8902億円と5月としては過去最高。中東からの原油の輸入量が61.9%減少した一方、米国からは24%、東南アジア諸国連合(ASEAN)からは66.2%それぞれ増えた。輸入額では、米国は約2.3倍に膨らんだ。

原油の輸入単価は1キロリットル当たり11万4076円と、円建てでは過去最高を更新した。全体の原油輸入量は57.3%減と、最大の減少幅となった前月からは縮小しており、代替調達が進展しているとみられる。

ナフサを含む石油製品は、中東からの輸入額が85.3%減少。一方で、米国からは約7.6倍、欧州連合(EU)からも約5.7倍に増加した。

〔写真説明〕東京港の国際貨物ターミナルで、トラックに積み込まれるコンテナ=5月21日(AFP時事)

2026年06月17日 14時25分


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