「具なし」麺、投入加速=物価高で人気―大手小売り



食料品の値上げが相次ぐ中、コンビニや大手スーパーが具材を省いた麺商品の投入を強化している。価格を通常より抑えて値頃感を打ち出し、消費者の取り込みを図る。

ローソンは6月末、具材をなくした「スープ激うま!特濃豚骨ラーメン」など冷凍麺2種を発売した。それぞれ297円で、ローソンオリジナルの具材ありの冷凍麺と比べて価格を2割以上抑えた。

2024年10月にスープの味にこだわった具材なしのカップ麺を発売したところ、味や自分好みにアレンジできる点が好評で、シリーズ累計500万食を超える大ヒットに。商品本部の越智奏子さんは消費者の生活防衛意識が高まっていると指摘し、「価格を抑えつつ、新しい切り口で多様化するニーズに応えたい」と話す。

イオンもキャベツや豚肉などの具材は入れず、麺の量を通常の3倍超にした焼きそばを昨年4月から約320円で販売。当初は首都圏を中心に一部地域で販売していたが、計画の10倍の売れ行きで全国に拡大した。

広報は「物価高の中で価格メリットが支持されたのではないか」と分析。7月に販売を始めたざるそばは、つゆのカップや薬味などをなくし、そばの量を通常の2倍に増やした。

帝国データバンクによると、1~11月に値上げされる飲食料品は7月末時点で約1万8000点に上る。物価高は当面続くとみられ、低価格で満足感が得られる商品は今後も広がりそうだ。

〔写真説明〕ローソンの具なし冷凍ラーメン「スープ激うま!特濃豚骨ラーメン」=6月、東京都品川区 〔写真説明〕具材をなくしたイオンの焼きそば=7月、東京都品川区

2026年08月15日 07時07分


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