8月の中国貿易黒字、高水準続く=輸出25%増、AI需要で



【北京時事】中国税関総署が8日発表した8月の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1190億9000万ドル(約18兆円)の黒字だった。黒字額は4カ月連続で1000億ドルを超えた。世界的な人工知能(AI)投資ブームを追い風に輸出が伸び、歴史的な高水準の黒字が続いている。今月下旬に見込まれる米中首脳会談で米側の圧力が強まりそうだ。

輸出は前年同月比25.0%増の4014億4000万ドル(約61兆円)。前年超えは10カ月連続で、過去最大を記録した6月に次ぐ額だった。輸入も28.2%増の2823億6000万ドル(約43兆円)と、15カ月連続でプラスだった。

先週米国で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、議長声明で巨額黒字国に輸出依存の是正と内需拡大を求めた。中国は反発したが、8月も外需主導の構図が鮮明だ。

品目別では、輸出入額ともにハイテク製品が急増した一方、内需の動向を映す消費関連の輸入は低調だった。半導体は輸出が約2倍に、輸入が約8割増加。AI関連機器もそれぞれ約7割増、約3倍となった。肉類や食用油の輸入は振るわなかった。

中国が輸出規制を強めているレアアース(希土類)の輸出量は約18%減少。戦略物資を絞る半面、過剰生産が指摘される自動車などの輸出は拡大しており、通商摩擦が強まっている。

〔写真説明〕中国・青島港のコンテナ=8月26日(AFP時事)

2026年09月08日 18時04分


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