
【北京時事】中国税関総署が14日発表した9月の貿易統計によると、輸出額は前年同月比36.3%増の4471億8000万ドル(約71兆円)と、速報値ベースで単月の過去最大を更新した。世界的な人工知能(AI)投資ブームが追い風となった。貿易黒字も過去最高圏にあり、米欧などとの通商摩擦が強まっている。
輸出は、従来の最高だった6月(約4124億ドル)を上回った。輸入も31.0%増の3136億5000万ドルと、過去最大を更新した。中東情勢の緊張再燃に伴う原油高も、輸入額を押し上げた。
輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1335億3000万ドルの黒字。5カ月連続で1000億ドルを超えた。1~9月の累計黒字は前年同期をすでに上回り、通年でも、過去最高だった昨年の約1兆2000億ドル超えが視野に入る。
品目別では、ハイテク製品の輸出額が63.7%増加。このうち半導体は約2.4倍、AI関連を含む機器・部品は92.9%増えた。過剰生産が問題視される自動車も輸出台数が56.3%伸びた。
〔写真説明〕港に並ぶ輸出用自動車=9月9日、中国江蘇省(AFP時事)
2026年10月14日 15時41分