
汐見夏衛さんの小説を原作とする映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」(新城毅彦監督)の公開記念舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、主演の福原遥、細田佳央太、出口夏希らが出席した。
現代から1945年にタイムスリップした高校生・百合と特攻隊員・彰の恋を描いた映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(2023年公開)の続編にして完結編。前作から7年後を舞台に、高校教師になった百合が一歩を踏み出そうとする姿が描かれる。
前作に続いて百合役を務めた福原は「多くの方に『あの花』を愛していただいたからこそ『あの星』ができました」と感謝。「初日(7日)に映画館に見に行ったら、たくさんの方が見に来てくださっていて、見終わった後に涙してくださって。『届いたんだな』と思って、うれしかったですね」と振り返った。
内容については「今ある当たり前は本当に当たり前ではなくて、幸せなことだと感じられる作品です」と話し、「戦争のことを近くに感じることが減っている中で、この作品が次世代にバトンを渡せるような存在になったらいいな」と願いを込めた。
舞台あいさつには、前作に引き続き主題歌を担当した福山雅治がサプライズで登場。この日は81回目の「長崎原爆の日」で、長崎市出身の福山は「自分が今ここに立っていること、生きていることを非常に深く考えさせられる一日です」などと思いを明かした。
その上で、「僕が表現活動をしていく中で、やらなければいけないことの一つだと思ってきたのが、社会課題とエンターテインメントを接続し、高い次元で融合させ、メッセージ性だけではなく、感動や興奮を届けていくことだった」と信条を語り、「このシリーズと出会えたことは、僕がずっと探していたことの一つの到達点だった」と思い入れを口にしていた。
〔写真説明〕映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」の公開記念舞台あいさつで撮影に臨む福原遥(右から4人目)、福山雅治(同5人目)ら=9日、東京
〔写真説明〕舞台あいさつで手を振る福原遥=9日、東京
〔写真説明〕舞台あいさつで語る福山雅治=9日、東京
2026年08月09日 20時39分