【シリコンバレー時事】米映画界最高の栄誉とされる第97回米アカデミー賞の候補作品が23日、発表され、ジャーナリストの伊藤詩織さんの初監督作品「Black
Box
Diaries(ブラック・ボックス・ダイアリーズ)」が長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。同賞候補入りは日本人で初めて。
授賞式は3月2日、カリフォルニア州ロサンゼルスで開かれる。
同作は、伊藤さんが自身に対する元テレビ局員からの性被害を調査する様子を記録した。昨年1月に米ユタ州で開かれたインディペンデント映画の祭典「サンダンス映画祭」に出品され、注目を集めた。今月15日には、英国アカデミー賞でもドキュメンタリー賞候補に入った。
また、短編アニメ賞部門で西尾大介監督の「あめだま」、短編ドキュメンタリー映画賞部門で山崎エマ監督の「Instruments
of
a
Beating
Heart(インストルメンツ・オブ・ア・ビーティング・ハート)」がそれぞれ候補となった。賞全体では、「エミリア・ペレス」が13ノミネートで最多となった。
〔写真説明〕映画「Black
Box
Diaries(ブラック・ボックス・ダイアリーズ)」の監督でジャーナリストの伊藤詩織さん(Photo
By
Kana
Tarumi)
〔写真説明〕映画「Instruments
of
a
Beating
Heart(インストルメンツ・オブ・ア・ビーティング・ハート)」の山崎エマ監督(C)Director
Photo_Ema
Ryan
Yamazaki)
2025年01月24日 16時21分