「実感ない」「うれしい」=株価7万円台、反応さまざま―東京



「実感がない」「素直にうれしい」。日経平均株価が史上初めて7万円を超えた16日、投資家らからはさまざまな声が聞かれた。

銀行や証券会社が立ち並ぶ東京都中央区の日本橋兜町。練馬区の契約社員女性(52)は「株価が上がっても給料に反映されず実感が湧かない」と話す。「一部の投資家に利益が回っているだけでは」と冷静に分析した。

江東区に住む個人事業主の男性(47)は、株価が最高値を更新するたびに兜町にある電光掲示板の写真を撮りに来る。「投資する身としては素直にうれしい」と喜ぶが、「投資をする人としない人で格差がさらに広がる。円安も止まらず大変な時代が来るのでは」と不安も漏らした。

高齢者らが集まる豊島区の巣鴨地蔵通り商店街。和菓子店を営む土井征哉さん(54)は「仕入れ価格高騰だけが目立つ。景気が良くなった実感はほぼない」とばっさり。「株を持っておらず、恩恵も感じられない」と関心が薄い様子だった。

夫婦で買い物に来ていた川上哲雄さん(78)は「完全に人ごと」とし、昨今の経済状況も「株高よりも物価高の印象が強い」と指摘。「行きつけの店が値上がりしたばかりだ」と嘆いていた。

〔写真説明〕東京・兜町の交差点=資料

2026年06月16日 22時35分


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