
沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校(京都)の女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、同校を運営する学校法人同志社は25日、八田英二理事長が事故の責任を取り、理事長職を辞任する意向を表明したと発表した。同高校の西田喜久夫校長も31日付で解任する。
同法人の発表によると、八田理事長は21日に開かれた臨時の理事会で辞任の意向を表明した。今後、再発防止策や教育内容の中立性に関する検証などを進め、説明責任を果たした上で辞任し、理事会で新理事長を選定する見通しとしている。
理事会は西田校長の解任も決議した。後任には、同法人企画部長兼同志社大副学長の宿久洋氏が9月1日付で着任する。同法人は引き続き関係者の処分を検討していくといい、「新たな体制のもと、事故の再発防止および信頼回復に努める」としている。
同法人はこうした経緯を24日に文部科学省へ報告。松本洋平文科相は25日の閣議後記者会見で、「これをもって学校法人や高校としての問題への対応が終わるものではない」と強調し、「(第三者委員会の)調査報告書などで指摘された事項を踏まえ、引き続き責任を持って対応していただくことが重要だ」と述べた。
事故は3月16日に辺野古沖で発生。同高校の生徒18人と乗員3人が分乗した「不屈」「平和丸」が転覆し、生徒の武石知華さん(17)と不屈の船長金井創さん(71)が死亡した。
〔写真説明〕八田英二
学校法人同志社理事長
2026年08月25日 23時07分