
経済協力開発機構(OECD)の2025年国際学習到達度調査(PISA)で、日本の高校1年生の平日のSNS閲覧時間は加盟38カ国のうち、質問に回答した24カ国の中で最短だった。国内の別の学力調査では、SNSや動画の閲覧時間が長いほど成績が低くなる傾向が見られ、今回の日本の好成績維持と関係している可能性がある。
調査結果によると、平日の余暇にゲームやSNS、動画サイトなどを利用する時間を指標化したところ、日本は24カ国で最も低かった。平日のSNS閲覧時間は24カ国平均が2.8時間だったのに対し、日本は平均2.3時間で最短だった。
一方、生成AI(人工知能)の授業での利用頻度を指標化すると、日本は38カ国で最下位だった。学習補助のため授業で使用する頻度について「毎日、またはほとんど毎日」と答えた生徒の割合は、38カ国平均が19.1%だったのに対し、日本は7%止まり。「全く、またはほとんどない」が43.8%を占めた。
日本は次期学習指導要領で情報教育を大幅拡充し、生成AIを小中高で体系的に学ぶ方向だ。OECD教育スキル局の池田京シニアアナリストは「学習とAIの関係は単純ではなく、活用が学力向上に直結するとは限らない」と指摘。「学習をAIで安易に効率化するのではなく、より主体的な学びを促すことが重要だ」としている。
〔写真説明〕SNSアプリのアイコンを表示したスマートフォン
2026年09月08日 17時27分