
原告代理人の弁護士がインターネットを使わず書面で訴訟を起こしたのは、民事裁判手続きのデジタル化から見て「不適法」として、名古屋地裁(貝阿弥亮裁判長)が、口頭弁論を経ずに訴えを却下する判決を言い渡したことが15日までに、分かった。判決は1日付。
民事裁判手続きを巡っては、デジタル化を定めた改正民事訴訟法が5月に施行。代理人を付けない本人訴訟は紙での提出を認める一方、訴訟代理人の弁護士はオンライン提出が義務付けられた。
貝阿弥裁判長は判決で「方式に違反した不適法な訴え」と判断。弁護士はパソコンの不具合を主張したが、「端末の準備や管理を行わなかったことにとどまる。他の端末を利用することも考えられた」とし、やむを得ない事情には当たらないとした。
〔写真説明〕名古屋地裁=名古屋市中区
2026年10月15日 21時21分