千葉女児殺害、被告に賠償命令＝両親が請求―東京地裁

千葉県松戸市の小学３年、レェ・ティ・ニャット・リンさん＝当時（９）、ベトナム国籍＝が殺害された事件で、両親が小学校の元保護者会長で殺人罪などに問われた渋谷恭正被告（５０）＝上告中＝を相手取り、計約７０００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２４日、東京地裁であった。桃崎剛裁判長は訴えを認め、請求全額の支払いを命じた。

桃崎裁判長は、被告が２０１７年３月、登校中のリンさんをわいせつ目的で誘拐した上、首を絞めて窒息死させるなどしたと認定。「卑劣極まりない犯行により、わずか９歳という若さで命を絶たれた被害者の無念さは察するに余りある」と指摘した。

〔写真説明〕東京地裁が入る裁判所合同庁舎＝東京都千代田区

2021年09月24日 16時15分

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