ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でともに優勝候補に挙げられるドミニカ共和国とプエルトリコは、大リーグのスター選手がずらりと並ぶ豪華な布陣。両チームが入った1次リーグD組は激戦が予想される。
2013年大会優勝のドミニカ共和国は昨季新人王のロドリゲス(マリナーズ)、21年本塁打王のゲレロ(ブルージェイズ)、20年首位打者のJ・ソト(パドレス)らが代表入りした。若いスラッガーがそろう打線は迫力十分。40歳のカノらも名を連ね、2大会ぶりの頂点をうかがう。
投手陣はバルデス(アストロズ)、セベリーノ(ヤンキース)らの辞退が続く誤算があったものの、昨季サイ・ヤング賞のアルカンタラ(マーリンズ)を軸とした先発陣、G・ソト(フィリーズ)が控える救援陣ともに実力者がそろう。米大手ブックメーカーの優勝予想オッズは、日本や米国を抑えて1位につけている。
前回まで2大会連続2位のプエルトリコは、昨季限りで現役を引退した元カージナルスの名捕手モリーナ氏が監督としてチームを率いる。先発では前回大会に米国代表として出場し、最優秀選手(MVP)となったストロマン(カブス)が代表入り。救援にはメジャーを代表する守護神E・ディアス(メッツ)が控える。
野手はリンドー(メッツ)、バエス(タイガース)、エルナンデス(レッドソックス)ら走攻守そろった選手が目立ち、機動力も使える打線となりそう。日本のプロ野球からはソト(DeNA)がメンバーに入った。
【時事通信社】
〔写真説明〕米大リーグのブルージェイズで活躍し、ドミニカ共和国代表で主軸として期待されるゲレロ=2022年9月26日、カナダ・トロント(AFP時事)
〔写真説明〕米大リーグのマーリンズでプレーし、ドミニカ共和国代表に入ったアルカンタラ=2022年6月2日、米フロリダ州マイアミ(AFP時事)
〔写真説明〕米大リーグのメッツでプレーし、プエルトリコ代表に入ったE・ディアス=2022年8月13日、米ニューヨーク(AFP時事)
〔写真説明〕DeNAで活躍し、プエルトリコ代表に入ったソト=2022年5月18日、バンテリンドーム
2023年02月16日 11時11分