
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会では、複数の新ルールが追加される。主に時間の短縮を目的とし、プレー時間の密度を増すことが狙い。5月31日の日本―アイスランドでも適用され、早速その影響が出る場面があった。
スローインは故意にプレー再開を遅らせていると判断された場合、審判が5秒のカウントダウンを開始。時間を過ぎると相手にスローインが与えられる。壮行試合では相手が違反し、日本がボールを得ることがあった。
日本代表は国内合宿で対応に時間を割いた。DF長友(F東京)は「早く準備する意識を攻守ともに持ちたい」と話す。ゴールキックも同様の時間制限があり、過ぎると相手のコーナーキックで再開となる。
選手交代は掲出されてから10秒以内にピッチを退く必要がある。小川の決勝点が生まれたシーンは、直前に交代した相手選手が時間内にピッチを去れなかったため、日本が1人多い状況で再開されていた。
今大会は選手の体力面に配慮した新たな取り組みも。試合の前後半それぞれ22分が経過した後に、3分間の給水時間が設けられた。試合中盤に選手同士が戦術を確認する機会にもなり、休憩をきっかけに流れが変わる試合も出てきそうだ。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)は介入範囲が拡大。退場処分となる2度目の警告や、間違った選手にカードを提示した可能性がある場合も確認できるようになった。
【時事通信社】
〔写真説明〕アイスランド戦でゴールを決め、祝福される小川(右から2人目)=5月31日、東京・MUFGスタジアム
2026年06月04日 15時16分