
3日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1667円89銭高の6万8402円13銭と急上昇し、初めて6万8000円を超えた。人工知能(AI)関連銘柄を中心に買いが入って日経平均を押し上げた。東証株価指数(TOPIX)も一時4000ポイント台に乗るなど大幅上昇した。
2日の米国市場では、米IT大手の好決算などを経て、AI需要が拡大するとの思惑が一段と強まり、主要株価指数がそろって上昇。労働市場の堅調さを示す経済統計が発表されたことも追い風となった。この流れを引き継ぎ、東京市場でも取引開始直後から半導体関連株などに買いが入り、日経平均の上昇幅は一時2000円を超えた。
ハイテク株に影響されやすい日経平均だけでなくTOPIXも最高値を更新した。ただ、東証の売買代金上位は半導体や電子部材の関連銘柄が占め、「相変わらず、成長ストーリーが分かりやすいAI関連に資金が集中している」(大手証券)状態。急ピッチの上昇による高値警戒感も出ていた上、イランと米国の停戦延長交渉に進展が見られないなど中東情勢の不透明さは消えておらず、プライム市場全体では3割超の銘柄が下落した。
【時事通信社】
〔写真説明〕終値として初めて6万8000円を上回った日経平均株価を示すモニター=3日午後、東京都中央区
2026年06月03日 16時43分