
【パリ時事】大相撲のパリ公演は13、14の両日に行われ、用意された約1万5000席がほぼ埋まり、連日の満員御礼で盛況だった。千秋楽には柔道男子100キロ超級で三つの五輪金メダルに輝くテディ・リネール(37)=フランス=も観戦に訪れた。
場内のモニターに地元の英雄が映ると大きな歓声が上がった。リネールは土俵に近い席に座り熱視線を送った。これが初の大相撲観戦。「東京に60回くらい行ったが機会がなかった。本当に素晴らしい。フランスの人たちも相撲を愛している」と興奮気味だった。
取組の合間には力士の元を訪ねて会話を交わしたという。豊昇龍と大の里の両横綱とは写真撮影も。「力士たちの心構えは非常にいいと思った。自分もやってみたいが、それは難しいかな」と笑みを見せた。
自身は2028年ロサンゼルス五輪を最後に現役を退く予定。24年夏のパリ五輪以降は、肘の手術を受けたこともあり、国際柔道連盟の主催大会から遠ざかっている。「今は五輪への準備をしている」。最後の大舞台まで残り2年。異種の格闘技も刺激に、調整のピッチを上げていくようだ。
8月下旬にスイスで行われるグランドスラム(GS)ローザンヌ大会での復帰を目指しており、「私にとって今季最初の大事な試合になる。状態が整えば出場する」と語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕大相撲のパリ公演を観戦するリネール=14日、パリ(AFP時事)
2026年06月17日 08時04分