
投げて、打って、守って。西武は一丸となって交流戦の初優勝をつかみ取った。
三回の守備で生まれたビッグプレーが流れを引き寄せた。2死二塁で、森下の弾丸ライナーを一塁手の長谷川が横っ飛びでキャッチ。外野手登録の24歳の必死さは、ナインに波及する。五回に中前打で出た西川が犠打で二塁に進み、「チャンス。何とかしようと思い打席に入った」という桑原が中前へ決勝打。先発の武内は6回を投げて10三振を奪い、救援も踏ん張って無失点リレー。チームが束になって戦った。
ヤクルトとの延長戦を制して始まった交流戦。広島には2戦連続のサヨナラ勝ちを果たすなど、粘り腰が西武の象徴になりつつある。最下位に低迷したチームを引き継いだ西口監督は就任2年目。今季は強力先発陣に加え、長谷川や滝沢ら若手打者の奮闘を活性剤に、パ・リーグのトップを走る。
リーグでも上位で競うソフトバンク、日本ハムと最後まで覇権を争い、交流戦の頂点に駆け上がった。成長途上のチームは成功体験を積み重ねることが重要。西口監督は「自信になる。雰囲気もいい」。雄たけびが響いた試合後のダッグアウトが、今の西武の勢いを物語っている。
【時事通信社】
〔写真説明〕5回、先制適時打を放ち祝福される西武の桑原(右)=16日、甲子園
〔写真説明〕力投する西武先発の武内=16日、甲子園
〔写真説明〕力投する西武4番手の甲斐野=16日、甲子園
2026年06月16日 22時44分