
満を持して、マウンドに上がった。横浜の織田が大ピンチの場面で登板。投手交代がアナウンスされると、球場の空気が一変した。
1―1の六回無死二、三塁で、先発した小林鉄の後を受けた。まずは申告敬遠で満塁策。4番谷口に対して真ん中に投げ込んだ3球目の直球は、春夏の甲子園大会の最速記録を更新する156キロを計測した。スタンドがどよめく中、次の155キロで見逃し三振。続く打者も速球で二ゴロ併殺に仕留めた。
感情を爆発させながらベンチへ。「自分でもびっくりするくらい、恐れがなかった。1球で球場の雰囲気を変えようと思っていた」。エースの気迫に呼応し、直後の七回に勝ち越した。
健大高崎の石垣(現ロッテ)らがマークしたこれまでの記録を1キロ上回り、「力を入れたわけではなく、リズム良く投げられた結果」と振り返った。自己最速157キロを誇る右腕は、「必ずチームを勝たせたい」と頂点を見据えている。
【時事通信社】
〔写真説明〕6回裏日南学園1死満塁のピンチを切り抜け、喜ぶ横浜2番手の織田=14日、甲子園
〔写真説明〕力投する横浜2番手の織田=14日、甲子園
2026年08月14日 22時17分