
【レストン(米バージニア州)時事】フィギュアスケート男子で四大陸選手権覇者の三浦佳生(明大)は、8月後半に約2週間、米国へ武者修行に出た。昨季は2月のミラノ・コルティナ五輪で13位。大きなきっかけになったのが翌3月の世界選手権だった。ジャンプのミスが続いて25位でフリー進出を逃し、「何かを変えなくてはいけない」と強く思った。
向かった先は、同じ21歳のイリア・マリニン(米国)がいるワシントン近郊のリンク。王者は五輪でまさかの8位に沈んだが、世界選手権3連覇を遂げた。クワッドアクセル(4回転半)も跳ぶなどジャンプの高い技術を持つ。相談すると「来るなら、こういう練習ができるよ」と快諾してくれた。
マリニンについて三浦は「1回転から4回転まで、どのジャンプも同じように跳べる」と評す。身に付けたかったのはその「一貫性」。自分のジャンプは跳ぶコースにばらつきがあり、力を使い過ぎていた。現地でマリニンのコーチでもある両親の指導を受けて反復。それを見てマリニンがうなずく場面もあった。
三浦は「長年染みついたものをすぐに変えるのは、すごく難しい」と言いつつ、「教わった跳び方でできたときは、やっぱりいいなという感覚があった」と手応えを口にする。貪欲に高みを見据え、時間はかかっても体に覚えさせていく。
【時事通信社】
〔写真説明〕イリア・マリニン(右)と肩を組む三浦佳生=8月、米バージニア州レストン
2026年09月02日 07時02分