大の里、辛くも白星発進=悪癖露呈、課題は馬力不足か―大相撲秋場所



ファンの歓声と悲鳴が交錯するような結びの一番だった。大の里が危なっかしい相撲で大栄翔を下して白星発進。持ち前の馬力は発揮できずに、たまらず引く悪癖を露呈した。「良くない部分もあったので、修正して」と反省を口にした。

得意の右は深く差せず、一度、後ろに下がると防戦一方。圧力を何とかしのぎ、相手がバタリと落ちる様子は土俵際でぴょんと飛んだ空中で目にした。「勝つと負けるとでは、だいぶ違う」と率直な思いを語った。

7月の名古屋場所は3場所ぶりに皆勤して9勝。左肩を痛めた影響による不振からの巻き返しを期すため、二所ノ関一門の連合稽古などで精力的に番数を重ねてきたが、本来の姿にはほど遠い。

八角理事長(元横綱北勝海)は課題を「馬力ではないか」と指摘。さらに「勝ったことがいい。切り替えていかないと」と、白星を良薬にすることを求めた。

豊昇龍が休場した中、秋の土俵では最高位としての責任も増す。大の里は「またしっかりとやっていく」と自らに言い聞かせるようだった。

【時事通信社】 〔写真説明〕大の里(右)は大栄翔をはたき込みで下す=13日、東京・両国国技館

2026年09月13日 20時23分


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