
最後に得点を決めたのは、この試合で最も苦しめられた石川だった。五輪切符を勝ち取り、選手全員が笑顔で喜びを分かち合った。
夏のネーションズリーグ(NL)で対戦した時に不在だったイランの大型オポジットが復帰。壁として立ちはだかり、石川の強打は、ことごとくブロックされた。
頼れる主将が封じられても、動じなかった。この日は西田が鋭いスパイクを何度も突き刺し、攻撃を支えた。深津もうまくトスを散らし、要所でミドルブロッカーを使い、相手に的を絞らせなかった。西田は「難しい局面は祐希さん(石川)の責任じゃなくてチームの責任。彼を1人にするつもりはなかった」。
今季は、代表選手から逮捕者が出るなど想定外の事態から始まった。NLは1次リーグ全勝も4位に終わった悔しさも味わった。石川は「全員が同じゴールに向かって突き進めたからこの結果を得られた」。あらゆる苦難を乗り越え、感慨深げだった。
【時事通信社】
〔写真説明〕決勝のイラン戦第3セット、バックアタックする石川=13日、北九州市立総合体育館
〔写真説明〕3大会連続となる五輪出場を決めて、喜ぶ日本チームの選手ら=13日、北九州市立総合体育館
2026年09月13日 22時41分