バットの色、来季から自由に=「個性出せる」と選手歓迎―プロ野球



戦後のプロ野球を沸かせた「赤バット」や「青バット」が復活する。5日に開かれたプロ野球実行委員会で、来季からバットの色に関する規則を大きく緩和し、単色であれば原則自由とすることを決定。選手会からの要望を受けた形で、選手から歓迎の声が上がっている。

1940年代、巨人で活躍し「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治の「赤バット」、東急(現日本ハム)などでプレーした大下弘の「青バット」が人気を博した。だが、日本野球機構(NPB)によると、塗料が付いた球の回転が分かりやすくなることなどから、64年に着色されたバットは全面禁止に。現在の規則ではバットそのものの素材の色(ナチュラル)、赤褐色、ダークブラウン、ブラックが認められており、今回の改定で球が見えづらい白と金、銀、蛍光色以外は使用可能となった。

NPB野球規則委員会の山川誠二委員長は「個性を重んじる流れの中で、自由にしてほしいという要望が(選手会から)あったので反映させた」と説明。母の日の試合でピンク色のバットを使用可能にするなど、これまで特例を認めた例があったことも後押しとなった。

阪神の中野は「いろいろな色を使えた方が選手にとって気分的にいい。気分転換にも使える」と話し、日本ハムの清宮幸も「個性を出して、選手の価値みたいなものを高めていけたら、もっとプロ野球が発展するんじゃないか。すごくいいこと」と口にする。今後、バットの色が代名詞となるようなスター選手が誕生するかもしれない。

【時事通信社】 〔写真説明〕母の日の試合で、ピンク色のバットを使用したソフトバンクの周東=5月10日、みずほPayPay

2026年10月08日 14時32分


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