阪神の佐藤、確実性の追求=真価発揮した主砲―プロ野球



佐藤が追求したのが打撃の確実性だった。昨季は自己最多の40本塁打を放ち、名実ともに球界屈指のスラッガーに成長。一方で、2割7分7厘にとどまった打率は改善しなければいけない数字だと考えていた。「打撃フォーム、体、考え方も去年とは全く一緒ではない」。オフから変化を恐れない姿勢を貫き、結果で示した。

技術の進化は明らか。状況に応じて軽打したり、力みを抑えながらも遠くに飛ばしたり。得意ではなかった高めや内角の球への対応力も光った。6月まで打率3割台後半を維持。「今年はより打率を上げることができ、思った通りにホームラン、打点もついてきている」と手応えを語る。

好調の要因を聞かれると「しっかり準備ができている」と何度も口にした。試合前のルーティンなどは昨年から変えていないが、技術の引き出しが増えた分、打席で余裕ができた。「土台がしっかりレベルアップできている」と実感。調子の波も例年に比べて緩やかだった。

キャンプイン前日に契約を更改し、日本代表として3月にはワールド・ベースボール・クラシックに初出場。周囲の期待が一層高まって迎えたシーズンで、真価を発揮した。「プレッシャーの中でも結果を残すのがプロ野球選手。やることに集中できた」。心身ともに充実し、三冠王獲得まで駆け抜けた。

【時事通信社】

2026年10月08日 21時02分

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