
いかに中位から抜け出すか。名古屋はそのヒントが詰まったような勝ち点1を手にした。徐々に攻撃の圧を強めた展開に「チームとして後半にギアを上げていくことはできた。もう1点欲しかった」と山岸。手応えの中に煮え切らなさも残る。
想定外から始まった。相手攻撃陣へのプレスがはまらず、早々に失点。展開が落ち着くと、人数をかけて押し込んだ。後半に山岸が体を倒しながら、右クロスを足裏で流し込む技ありの同点弾。「守備ラインを見て、横から縦のところ。いい動きだった」と自賛した。
悩ましい課題がある。ボールも人も動く攻撃サッカーで、迫力のある90分間と守備の両立は難しい。前節は消耗した後半に追い付かれ、この日は序盤の守備が乱れた。稲垣は「後ろの選手が主体的に管理することが必要。もう一つレベルを上げないと」と言う。
緩急を使って試合を支配する姿勢と、リーグ戦12試合全てで続く失点の対策はカギだ。幸いにもチームは4連敗から抜け出した後、2連勝に2戦連続引き分け。「以前と内容が違う。流れは来ている」と稲垣。足を止めず、上位進出をうかがう。
【時事通信社】
〔写真説明〕後半、同点ゴールを決める名古屋の山岸(手前)=25日、愛知・豊田スタジアム
2026年10月25日 18時21分