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「銀行融資受けやすく」=架空取引で売り上げ増か―西山ファーム投資詐欺事件



観光農園を経営していた「西山ファーム」(岡山県、破産手続き中)をめぐる投資詐欺事件で、同社代表の山崎裕輔容疑者(40)=詐欺容疑で逮捕状=が約3年前、知人男性に「売り上げが伸びて銀行から融資を受けやすくなった」と話していたことが22日、男性への取材で分かった。

同社はクレジットカード決済を悪用した架空取引を繰り返していたとされ、帳簿上の売り上げを伸ばすことで、金融機関から融資を引き出す狙いがあったとみられる。

愛知県警などによると、同社は2015年夏ごろから、生産した果物などを顧客が購入した上で海外に転売し利益を上げるとうたい、「カードで決済してくれれば商品代に上乗せして返す」などと投資を募っていた。

しかし、実際は取引の大半に実態はなかったとみられる。同社は19年10月に破産手続きに入り、山崎容疑者は20年2月、香港に出国。県警は今月17日、元幹部ら5人を逮捕した。

知人男性によると、18年ごろ山崎容疑者から仕事の相談を受けた際、同容疑者は「銀行から融資を受けて事業を拡大する」「売り上げが伸びて銀行から借りやすくなった」と話したという。

別の関係者や資料によると、同社の売り上げは15年は約9500万円だったが、18年には約102億円に急増。同社は18年12月時点で四つの金融機関から計3億1000万円を借り入れていた。フルーツを使ったスイーツを提供する東京都内のカフェの出店資金などに充てられたとみられ、県警は融資金の詳しい使途なども調べる。

【時事通信社】 〔写真説明〕愛知県警察本部=名古屋市中区

2021年10月22日 20時29分


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