23年度予算、午後成立=11年連続で過去最大更新



2023年度予算案は28日午後の参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立する。立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党などは反対する。

23年度予算案の一般会計総額は22年度当初予算比6.3%増の114兆3812億円。高齢化に伴う社会保障費の伸びや防衛力の抜本的強化などに対応し、11年連続で過去最大を更新した。

予算成立後は、既存原発の「60年超」運転を事実上可能とする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」の審議などが国会の焦点となる。

これに先立ち、参院予算委員会は岸田文雄首相と全閣僚が出席し、締めくくりの質疑を実施。首相は、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有について「国民の命を守る盾の能力だ。日本にミサイルを撃ち込もうとする相手への抑止効果が得られる」と意義を強調した。立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。

予算案は質疑後に採決され、与党の賛成多数で可決。本会議に緊急上程される。

【時事通信社】 〔写真説明〕参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相(中央)=28日午前、国会内

2023年03月28日 11時10分


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