プロ野球オリックスは21日、山岡泰輔投手(29)が過去に海外のカジノサイトを利用し、コンプライアンス違反の疑いがあるとして当面の間、活動自粛を命じたと発表した。正式な処分などは今後決定する。
球団は、17日に山岡投手のカジノ利用に関する情報を入手した日本野球機構(NPB)から調査依頼を受け、18日に本人と面談。海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームの大会に参加していたことが判明した。本人に違法性の認識はなかったという。
山岡投手は、球団から「社会的影響力の大きいプロ野球選手としての自覚を欠いた行動であった」と伝えられ、21日に大阪市内で警察に相談した。
球団は選手、スタッフ全員と面談を行い、山岡投手の他にカジノの利用がなかったことを確認した。宮崎市内で取材に応じた後藤俊一広報宣伝部長は「選手に意識を持ってもらうために、啓蒙(けいもう)活動をしていかなければならない」と述べた。
山岡投手は広島・瀬戸内高から東京ガスを経て、ドラフト1位で2017年にオリックス入団。19年に13勝4敗で勝率第1位のタイトルを獲得した。
【時事通信社】
〔写真説明〕山岡泰輔投手
2025年02月21日 23時22分