終戦の可能性「非常に高い」=ウクライナ兵の助命要請―トランプ米大統領



【ワシントン時事】トランプ米大統領は14日、自身のSNS上で、ロシアとウクライナの戦争が終結する可能性は「非常に高い」と強調した。また、ロシア軍の攻撃で劣勢に立たされている前線のウクライナ兵の命を救うよう、ロシアのプーチン大統領に強く要請した。

米国のウィトコフ中東担当特使が13日、モスクワを訪れ、クレムリン(大統領府)でプーチン氏と非公開で会談。ロシア国営メディアによると、ウィトコフ氏はロシアに約13時間滞在し、14日未明に出国した。

トランプ氏はこの会談を念頭に、「非常に生産的な協議を行った」と表明。「恐ろしく血なまぐさい戦争がついに終結する可能性は非常に高い」と述べ、停戦への手応えを表明した。ただ、プーチン氏は13日の記者会見で、ウクライナが米国との協議で受け入れた30日間の停戦案の即時受諾には難色を示している。

トランプ氏はまた、ロシア西部クルスク州の一部を占領するウクライナ軍にロシア軍が猛攻をかけていることを踏まえ、「数千のウクライナ兵が完全に包囲され、劣勢に立たされている」と主張。「第2次大戦以来の恐ろしい虐殺となる」と懸念を示し、助命を求めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領=13日、ホワイトハウス(AFP時事)

2025年03月17日 12時49分


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