対中国、計145%に修正=相互関税、交渉不調なら復活も―トランプ米大統領



【ワシントン時事】米政府は10日、相互関税の上乗せ分の90日間停止に関する大統領令を公表し、報復関税を打ち出した中国からの輸入品に125%の関税を課すと規定した。既に発効済みの20%と合わせると計145%となる。これまでは発効済み分を入れて125%と説明していたが、修正した。

中国は同日、米国からの輸入品に対する84%の追加関税を発動。徹底抗戦の構えを崩しておらず、関税をかけ合う貿易戦争が激化している。

一方、トランプ米大統領は10日、相互関税の上乗せ分停止に関し、「われわれが望むような交渉ができなければ、元の数字に戻す」と述べ、対象国・地域との交渉が不調に終われば復活させる可能性があるとの考えを示した。ホワイトハウスで記者団に語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕ホワイトハウスでの閣議中、記者団の質問に答えるトランプ米大統領(中央)=10日、ワシントン(EPA時事)

2025年04月11日 15時51分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース