
【ニューヨーク時事】ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は19日の時間外取引で、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖状態が解消するとの期待感が低下し、買いが加速した。米国産標準油種WTIは前週末終値から7%超値上がりし、再び一時1バレル=90ドルを超えた。
同海峡を巡っては、イランのアラグチ外相が17日に「全面的な開放」を表明。原油供給の停滞懸念が和らぎ、同日のWTI終値は83ドル台まで低下した。
ただ、イランは米側がイランの港湾封鎖を続ける方針を示したことに反発。精鋭軍事組織「革命防衛隊」は同海峡を封鎖し、船舶が近づけば攻撃対象になると警告した。米中央軍も19日、米側の封鎖を突破しようとしたイラン船籍の貨物船に発砲し、拘束したと発表。状況は依然、混沌(こんとん)としている。
【時事通信社】
〔写真説明〕ホルムズ海峡を通過する貨物船やタンカー=アラブ首長国連邦(UAE)フジャイラ沖=2月25日(AFP時事)
2026年04月20日 09時02分