医療制度改革法が成立=「OTC類似薬」に追加負担―出産費を保険適用で無償化



市販薬と成分や効能が似た「OTC類似薬」を処方された患者に追加負担を求める新制度を柱とする医療保険制度改革関連法が、29日の参院本会議で、与党と国民民主党などの賛成多数で可決、成立した。医療費を抑え、現役世代の保険料負担を軽減する狙い。出産費用を公的医療保険で賄い、無償化する仕組みも盛り込んだ。

新制度ではOTC類似薬について、薬代の25%を保険適用外の「特別料金」とし、患者が全額負担。残りの75%は保険適用で1~3割負担とする。保湿剤や花粉症治療薬など77成分約1100品目が対象で、難病患者や子どもらには追加負担を求めない。2027年3月に開始する。

帝王切開などを除く出産は現在、保険の対象外で負担額は医療機関ごとに異なる。代わりに50万円の出産育児一時金を支給しているが、足りない場合もある。このため正常分娩(ぶんべん)費について公定価格を設定し、全額保険適用する。全ての妊婦に定額の現金給付も行う。

少子化対策の一環で、政府は公定価格を今後決める。対応できる施設から28年ごろに始める。

【時事通信社】 〔写真説明〕参院本会議で、医療保険制度改革関連法が可決、成立し、一礼する上野賢一郎厚生労働相=29日午後、国会内

2026年05月29日 13時05分


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