一般社団法人 日本電子機器補修協会

rogo

アルツハイマー薬、米で承認=世界初、エーザイが共同開発



【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は7日、日本の製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」を承認したと発表した。これまでは進行を一時的に遅らせる薬しかなく、原因とされる物質に直接作用する治療薬の承認は世界初。高齢化に伴う患者数急増が懸念される中、使用への期待が高まっている。

FDAは承認理由について、患者の脳内に蓄積し発症に至るとみられる物質「アミロイドβ(ベータ)」が、同薬の投与によって一貫して減ることが臨床試験(治験)で確認されたと説明。一方で、認知機能の低下を抑えることができたとする治験結果を疑問視する声が専門家から出ている。このためFDAは、今後追加で行う治験で意図した効果が示せなければ、承認を取り消す可能性もあるとくぎを刺した。

同薬は軽度の患者に月1回の投与を想定。昨年以降、日本や欧州連合(EU)などでも承認申請されている。

エーザイの内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は「アルツハイマー病治療の歴史に新たな1ページを開くことができた」と承認を歓迎した。

【時事通信社】 〔写真説明〕米食品医薬品局(FDA)が承認したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」(製品名アデュヘルム)(エーザイ提供)

2021年06月08日 10時11分


関連記事

指標次第で追加利上げ=国債購入減を模

東京株、1000円超下落=中東情勢悪

23年度消費者物価、2.8%上昇=生

為替、日米韓の意思疎通成果=鈴木財務

首都圏新築マンション最高値=東京23

ウクライナへ「揺るぎない支援」=G7

「日の丸連合」実現なるか=半導体材料

日本は財政健全化推進を=債務膨張、G

訪日客、単月最高308万人=3月、コ

コンテンツ産業の実態調査=契約適正化

世界経済のリスク議論=為替、中東情勢

輸出、過去最高100兆円超=23年度

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース