
日本貿易会の岡藤正広会長(伊藤忠商事会長)は29日の記者会見で、中東情勢の緊迫化に伴う原油の調達難に関し「燃料だけでなく、ゴミ袋など石油から作られるものがものすごく多い。化石燃料をすぐやめるのはあまりにも短絡的だ」と強調し、化石燃料の依存度を短期的に引き下げるのは困難だとの認識を示した。
その上で、近年は資源開発に必要な投資額が膨らんで「企業で負えるリスクの範囲を超えている」と指摘し、政府の支援強化などが必要だと訴えた。2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標に関しては、原発などの活用を通じて堅持すべきだと語った。
〔写真説明〕記者会見する岡藤正広日本貿易会会長=29日午後、東京都千代田区
2026年05月29日 18時04分