「投資けん引経済」実行局面に=経団連の筒井会長、2年目へ意欲



経団連の筒井義信会長は3日からの任期2年目を前に報道各社のインタビューに応じ、「『投資けん引型経済』実行フェーズの年と位置付け、まい進する」と語った。バブル崩壊後の「失われた30年」に「企業のマインドが過度に萎縮し、国内投資や賃上げで後手に回った反省に立つ」と述べた上で、人・設備・研究開発への積極投資で経済成長と賃上げの好循環を目指す考えを示した。

筒井氏は、官民連携での成長投資推進を掲げる高市政権とは「考え方の軌を一にしている」と強調。一方で、政権との付き合い方に関しては「十分なものだったかは反省すべき点がある」と指摘した。自身が民間議員を務める経済財政諮問会議など公式の協議の場だけでなく、「ソフトな関係づくりに、より力を入れたい」と語った。筒井氏は先月29日、高市早苗首相と初めて会食した。

人への投資を巡っては、大手企業の2026年春闘の賃上げが第1回集計で平均1万9964円と、比較可能な1976年以降の最高を記録。「賃上げの勢いの定着に確かな手応えを感じた」と話した。ただ、中東情勢の行方次第で先行きは「物価高が広がり、厳しくなる危険性がある」と述べ、「物価に負けない賃上げ(の促進)に全力で取り組む」と訴えた。

〔写真説明〕インタビューに答える経団連の筒井義信会長=5月28日、東京都千代田区 〔写真説明〕インタビューに答える経団連の筒井義信会長=5月28日、東京都千代田区

2026年06月03日 00時09分


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