
三井住友海上火災保険の海山裕社長はインタビューに応じ、来年4月にあいおいニッセイ同和損害保険と合併して発足する新会社の利益目標を明かした。政策保有株式の売却益を除いた修正利益ベースで、2030年度に2800億円を目指す。現状からは800億円の上積みとなり、「事業環境は楽観できないが、成長戦略や事業費削減の取り組みを進める」と意欲を示した。
海山氏は合併新会社の社長に就く予定。合併後は本社機能や支店の統合によって経費を削減するとともに、両社が保有する自動車保険や事故に関するデータが拡大するメリットをサービス強化に生かしていく考えを示した。あいおいニッセイが強みとする、事故リスクから保険料を算定する「テレマティクス保険」の普及に力を入れる考えも示した。
4月に発覚したトヨタ自動車への出向者による内部情報の持ち出しについては、「多大な迷惑をおかけしおわびを申し上げる」と陳謝。「不正行為が発覚した場合は厳正に処分し、再発防止策をしっかりまとめていく」と説明した。
〔写真説明〕インタビューに答える三井住友海上の海山裕社長=5月25日、東京都千代田区
〔写真説明〕インタビューに答える三井住友海上の海山裕社長=5月25日、東京都千代田区
2026年06月03日 00時11分