
【パリ時事】経済協力開発機構(OECD)は3日発表した最新の経済見通しで、イラン紛争により高騰した原油相場が2026年半ばから下落に向かうことを前提条件に、同年の世界全体の成長率を2.8%と予測した。3月の前回予想から0.1ポイントの引き下げ。ただ、ホルムズ海峡の封鎖など混乱が長引けば、2.1%への大幅減速が見込まれるとした。
混乱が比較的短期間で収束するシナリオの成長率を国・地域別で見ると、日本は0.6%と、0.3ポイントの下方修正。「エネルギー輸入コストの上昇が逆風となり、内需(個人消費)が減速する」ほか、輸出の伸びも鈍化すると予想した。このほか、米国は2.0%、ユーロ圏は0.8%に据え置き。中国は4.5%、インドは6.3%に上向き改定した。
27年の成長率見通しは、日本を0.8%に引き下げ。一方、米国を1.8%に上方修正したことで、世界全体は3.1%に引き上げられた。
〔写真説明〕経済協力開発機構(OECD)本部=パリ(AFP時事)
2026年06月03日 16時44分