
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会は16日の本会議で、昨年の米国との貿易合意を実施するための関連法案を可決した。法案はEU加盟国との合意を経ており、EU理事会の最終承認などを経て発効する見通し。EUが米国の工業製品への関税を撤廃し、一部の米農水産品の輸入を拡大することが柱で、米EU間の貿易摩擦緩和につながる可能性がある。
法案には、米国が合意内容を順守しない場合に関税優遇措置を停止できる規定や、輸入急増で域内産業に深刻な影響が生じる恐れがある場合にセーフガード(緊急輸入制限)を発動できる仕組みを盛り込んだ。原則として2029年末で失効する「サンセット条項」も設けた。
〔写真説明〕フランス・ストラスブールにある欧州議会のビル(EPA時事)
2026年06月16日 22時13分